ワインエキスパートへの挑戦 その3 (一次試験の勉強法)

さて、イタリアまである程度覚えたら、つぎは、ドイツです。

私の場合、最初に一次を受けたときは、ドイツに関しては、畑の名前は一切覚えませんでした。そこかわり法律や13地区の名前と特徴など基本事項に絞って覚えるようにしました。

これは、結果正解だったと思っています。よほど余裕のあるかたは別として、全部を覚えにいくとどれも中途半端な知識になってしまい、実際の試験になると点がとれません。覚えるもの、捨てるものをはっきりさせるのも試験のコツだと思います。

まるごと捨てても受かると思うもの、ドイツの畑の名前、ボルドーの格付、ロワール、フランス・イタリア・ドイツ・スペイン・オーストリア・ポストガル以外のヨーロッパ産地など

ちなみに、個人的にはボルドーの格付けは覚えたほうがよいと思ったので、覚えました。100問の中で一~二点は取れます。

ドイツは、畑を捨ててしまえば、あとはそんなにややこしい地区ではないと思いました。

次に、スペイン・ポルトガルですが、こちらは浅く広くで大丈夫なので、そんなに苦労しませんが、酒精強化ワインについてはきちんと把握しました。

その他ヨーロッパの中では、オーストリアとハンガリーとトカイワインだけは覚えたほうがよいように思いました。

次にアメリカ・カナダですが、このエリアは産地についてはきっちり覚える必要がありました。特にアメリカについては地図は頭に入れたほうがよいと思います。

アルゼンチン、チリは、浅く広く、オーストラリア、ニュージーランドでは、やはりオーストラリアはちょっと深く覚えておいたほうがよいと思い覚えました。

あとは、南アフリカはさらっと、日本は歴史も含めて統計数字も含めて比較的しっかりやる必要があったと思います。

あとは、エキスパートの場合はワインと料理は覚えておいたほうがよいと思います。

私の場合、ワインと料理はほとんど捨てて覚えなかったので、このへんの問題では点数を落としました。

一次試験の必勝法はありませんが、覚える範囲と覚えない範囲を決めて、覚える範囲はとことん覚えるのがよいと思います。