新しい政権に期待したいと思います。

選挙が終わりましたね。政治なんて誰がやっても同じとか言う方がいますが、それは間違っていると思います。

きちんとした政策を実行していくこと、時代にあった法律を作っていくことは、非常に重要なことで、それをしなければ日本はまさに最悪の方向に行くことになるでしょう。

政治が失敗したから、先の戦争で敗北することとなり、政治が失敗しているからこの国の少子化は止まらない。

安倍晋三総理は、私の大学の先輩ですが、いい意味でのマイペースを貫いてほしいと思います。一度、総理をやって失敗していること、その経験を持って総理ができることは非常にまれなケースだと思います。

総理の総裁時代からの発言によって、為替は円安方向に動いてきました。円安のおかげで株高になってきました。日本経済の立て直しの一つは、この円安方向に誘導することなので、非常にメリットが高いと思います。今後の日銀への対応や、デフレ脱却プログラムに期待したいと思います。景気が良くなれば、多少消費税を上げたところで、消費は拡大されます。

まずは、経済の立て直しに全力で取り組んでほしいと思います。

そして、なにがなんでも任期満了まで、きちんと総理をやっていただきたい。諸外国から、日本の首相はすぐに変わると思われないように、長期にわたって安定感のある政治をしてほしいと思います。

それには、マスコミも政治家の一言一言に過剰反応せず、野党になった民主党や維新の会も揚げ足とるような、攻撃はせず、きちんと法案に対して話し合い、まさに政治をして欲しいと思います。

新しい高速道路とかいらないと思いませんか?

八ヶ岳南麓には、今高速道路建設反対の立て看板やステッカーがたくさん張ってあります。

これは、中央自動車道の長坂周辺と八千穂間を結ぶ中部横断自動車道を建設するのに、八ヶ岳南麓を通る計画があり、自然への影響や景観が悪くなるために反対しているものです。

長野の南佐久の人からみれば、レタスの輸送が便利になる、救急車両が早くいける、観光にメリットがある、などの意見もあるなかで、もともとバブル時代に計画されたこのような計画を推進しようと国はしているようです。

しかし、八ヶ岳南麓の自然が好きで、拠点を持った私のような人にとって、とんでもない話です。

そもそも、これからますます人口が減っていくこの国において、新しい高速道路がこれ以上必要とはまったく思えません。ただでさえ、財政破たんしかかっているこの国で、そのような支出をする余裕があるとは思えません。

そんな状況の中、中央自動車道の小仏トンネルで痛ましい事件が起きました。原因は、築35年以上たったトンネルの老朽化によるものです。いままで作った道路のメンテナンスで、かなりの予算が今後必要となってくるなか、これ以上の高速道路はまったく不要だと思います。

今後の異常なスピードで進む人口減の社会を考えれば、今何にお金を使わなければいけないのか、少なくとも便利になるというだけの公共事業は不必要だと思います。

八ヶ岳の自然は、本当に素晴らしいです。そんな場所にこれ以上高速道路は本当にいらないと思います。なにもかも、便利にすればいいという時代は終わりにしたほうがいいと思います。

テレビが映らない、携帯が入らない、道路が細くて時間がかかる、だからこそいいところも沢山あると思います。自然は一度壊してしまったら、元に戻すのは大変です。建造物は何であれ、作れば、そのメンテナンスにまたお金が必要になります。今後、ますます人口が減って、税収は下がっていきます。それを前提にすべての計画を見直さないと、私たちの子供の時代に大変なつけを押しつけることになってしまいます。