島田紳助氏の引退後のテレビはどうなる?

島田紳助氏が電撃的に引退を発表しました。
かなりのインパクトがあります。私は彼のしゃべりは大変好きで、楽しませていただきました。
豊富な知識と軽快なつっこみ、トークのスピードなど今の芸能界で最も面白い司会だったのではと思います。
今、司会だけで視聴率が取れるのは、彼とさんまさんぐらいだと思っています。
さんまさんとも違う点は、出演者のキャラを作って生かしていくのに非常に長けている天才肌の商売人というところだと思います。
スポーツ界や俳優などバラエティと無縁だった人を上手に落としたり、あげたりしながら盛り上げていく彼の手腕はほかの人にはできない芸当だと思います。
大阪の橋本知事をはじめとする政治家になった人たちや、ちょっと人気にかげりがでていたタレントが再生したり、彼のために売れた人はたくさんいます。
テレビという制限のある世界で、恋愛、夫婦生活、浮気、友情、お金もうけ、離婚、沖縄生活などなど身近に感じられるネタを上手に使いながら、タレントに突っ込みをいれて生かしていく凄い人です。
彼が今芸能界をさるということは、一人の話芸で番組を盛り上げて、タレントを生かす人がいなくなるということだと思います。ゴールデンタイムで、もっとも製作費を安く番組を作る人がいなくなるということでもある気がします。
彼にとっては、今がよい引き際だったのかもしれません。
テレビ業界にとっては、貴重な人材がいなくなると私は思います。