錦三丁目にある料亭風の建物、前を通ってもそこが何料理のお店かもわからない門構え。
こちらは、大正時代からこの場所でお座敷中華を営んでいるそうです。
趣のある和風の門構えは、高級料亭のようです。お部屋はすべて個室になっていて、今回案内していただいた部屋は、部屋の中にお手洗いがあるというVIP仕様の個室、畳の部屋ですが、掘りごたつ式の円卓でものすごく落ち着きます。
お料理は、15000円のコース、ワインは持ち込みさせていただきました。お料理は、8000円からあります。
まずは、前菜の盛り合わせ、フォアグラや生春巻きなどの素材と中華の調味料、色々な技法が駆使されているのがよくわかる素晴らしい前菜。
次のお料理の期待が高まります。
冬瓜のスープは、まるで宮廷料理のような趣のあるスープ。冬瓜を崩して薬膳のようなスープといただきます。
体によさそうで、美味しい。
鮎の春巻き包み揚げは、鮎の骨がすでに抜いて別に揚げており、パリパリの食感が美味しいです。
そして、フカヒレの姿煮は、最高でした。白ワインとの相性もよいですね。
空芯菜とイカの炒め物もワインとあいました。
そして、こちらもこのお店の看板メニュー、黒酢の酢豚、自家製の黒酢は、全員が感嘆の声をあげ、蒸しパンにつけて綺麗にいただくほど、
酢豚も外がカリカリで中はふわっとハンバーグみたいな特別な酢豚。
このお料理は若き料理長になった、4代目が作ったようです。
老舗のバトンは、素晴らしい跡継ぎに恵まれたようですね。
そして、ものすごくあっさりした中華そば、そしてデザート。
いや、雰囲気も素晴らしいですし、名古屋にこんな店は是非続いていってほしいですね。
持ち込みワインメモ
泡
*ポル ロジェ キュヴェ サー ウィンストン チャーチル1996
白
*ダイアトム 鼓動 2011(カリフォルニア)
*ルイ ラトゥール シュヴァリエ モンラッシェ2001
*ドメーヌ ド ラ ボングラン キュヴェ ボトリティス2000
赤
*メッソリオ2002 メルロ100%
*シャトーララギューヌ 1976
貴腐ワイン
*ソーテルヌ ドマル1996
ベストマリアージュは、黒酢の酢豚と貴腐香のするドメーヌ ド ラ ボングラン キュヴェ ボトリティス2000とソーテルヌ ドマル1996
中華とワインの組み合わせは、かなり奥が深いと思います。