「いきなり自分の感情が抑えきれなくなってしまい、怒鳴ってしまった」
「ちょっとした相手のしぐさに我慢できなくなってしまう」
など
自分の感情がコントロールしにくくなっている方の相談を受けることがあります。
心理カウンセリングには「認知療法」という方法がありますが、それに近い感じで感情の数値化をおすすめしています。
「感情の数値化」とは・・・
むかむかして凄く頭にきた。
と表現するのではなく
10段階中7ぐらいむかむかしている。
というように数値で自分の感情を認識する訓練をしていくものです。
たとえば、毎日のように
「むなしい」「むなしい」
といっている人でも
その日によって「むなしい」レベルが違うかもしれませんね。
今日は8レベルむなしい、今日は4レベルむなしいというように違いを認識していきます。
この数値化はどんな感情にもあてはまります。
かなしい、むかつく、うれしい、さみしいなど
数値化することにより、自分の感情と冷静に向き合うことができるようになっていきます。
特に、すぐにいらいらしてしまう人で人間関係にトラブルを抱えがちな人は感情の数値化は有効です。
今はレベル5でいらいらしたから、我慢しようとか今はレベル8でいらいらしているから、我慢できない
だから相手に文句をいようなど、判断の基準にもなり冷静にコミュニケーションすることができやすくなります。
また、相手の感情も数値化すると
今はレベル9で怒っている状態だからきちんと謝らないと大変なことになる。
レベル4ぐらい楽しそうだけど、なにが物足りないのかな。
なんていうような感じでスムーズなコミュニケーションを助けてもらえる場合があります。