ワインエキスパートへの挑戦 その2 (一次試験の勉強法)

ワインスクールをきっかけに受験を目指したのですが、なにしろワインにはまってから1年たらずの状態だったので、授業についていくのは当初結構大変でした。

ぶどう品種についてでも、シャルドネ、カベルネソーヴィニオン、ピノノワール程度しか知識がない状態だったので、授業にでてくる単語の意味を覚えることから始めたという感じでした。

独学であれ、スクールであれだいたい学ぶ順序は同じような感じだと思います。最初に、お酒全般の種類についてとか、ワインの作り方について、ぶどうの病気について、世界の生産量などを勉強します。

最初の難関は、ぶどうのシノニムです。シノニムというのは、ぶどうの別名のことで、たとえばフランスでピノノワールとよばれているぶどうでも、ドイツに行けば、シュペートグルグンダーと呼ばれ、イタリアに行けばピノネロと呼ばれたりします。このシノニムは結構たくさん覚えなければいけないぶどう品種があって、実際飲んだことがないようなぶどう品種の色々な呼ばれ方丸暗記しなくてはならないのは、結構つらい作業になりました。この暗記については、ゴロ合わせや何度も口で言うなどの方法が有効的だったように思います。

次に、フランスの概論を勉強します。ここは、おおざっぱにフランスのワイン産地の地図を頭に入れて概算の数字を覚えます。つぎにボルドーを勉強しましたが、これが次の山でした。ボルドーはワインに格付があり、しかも色々な地区でそれがされているので、それを地区ごとにまた何級なのかを覚えなければなりません。その当時あまりボルドーを飲んだことがなかったのでこれまたイメージがわかなくて暗記するのが大変でした。

次には、ブルゴーニュの村名やグランクリュ、有名なプルミエクリュなどを覚えなければいけません。フランスは、ボルドー、ブルゴーニュは最重要なので、極力時間を割きました。

他の産地(ロワール、ローヌ、アルザス、ラングドック・ルーシオン、シャンパーニュ、ジュラ・サボア)なども、きっちり覚えます。スクールの先生によっては、地区によって対してでないからここは飛ばしてもよいと言われる場合もあります(たとえばロワール)。

個人的には、フランスでは飛ばさないほうがよいように思います。それよりドイツとかのほうが大変なので。

まずは、耳なれないフランス語に慣れるように、書いて覚えました。最初から、アルファベットで書くとよけいに苦手意識がでるので、最初は、カタカナで書いて覚えていきました。

ソムリエ協会の教本だと、フランス語で最初から表記されていたり、覚える範囲が限定されないので、独学で勉強される方は、参考書を買ったほうがよいと思います。

おすすめは、

30日間ワイン完全マスター (Winart Book) 塚本悦子書

ワイン受験講座 矢野 恒/アカデミー・デュ・ヴァン 書

基礎から学ぶ田辺由美のワインブック 田辺由美のWINE SCHOOL、 田辺 由美書

あたりがおすすめです。(必ず、最新版を買ったほうがよいと思います)

それと同時に、

日本ソムリエ協会教本―ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート テキスト編集委員会 を併用して、重要な範囲は教本で勉強するようにしました。

また、もっとも大切なのは地図です。

カラー版 ワインの地図帳―産地の基本を地図から学ぶ (Winart Book) 塚本 悦子 書

が一番わかりやすいと思います。

地図を覚えるのは、自分で地図を書いてみるのが一番なので、白紙に地図を書いて覚えるのがベストです。

フランスの勉強が終わったら今後は、イタリアにはいるのですが、近年イタリアの問題の比率が上がってきていますので、イタリアは完璧にしておいたほうがよいと思います。

イタリアの覚え方は、まず最初に地図上の州と州都を完全に覚えることだと思いました。

その上で、歴史、DOCG,DOCを覚えていきますが、私の場合2010年時点のDOCGから2012年時点のDOCGの数が大幅に増えていて、びっくりしました。あまりに増えたために試験では有名ではないDOCGはでない可能性もでてきましたが、私は全部覚えておいたほうがよいと思ってこのへんは地図といっしょに覚えていきました。近年イタリアは地図がでていますので、地図と品種とDOCGやDOCはワンセットで覚えておいたほうがよいと思います。

次につづく。。。。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です